健康情報

ケガの応急処置法

急性のスポーツ外傷やケガの応急処置

今回は、急性のスポーツ外傷やケガの応急処置に大切なRICE(ライス)について解説させて頂きます。

RICE(ライス)は、次にあるような4つの頭文字を表しています。

1. Rest(安静)
ケガをした部位(負傷部位)を動かすと負担がかかるので、負傷部位を出来るだけ動かさず、安静にすることが重要です。

2. Ice(冷却)
ケガをした部位(負傷部位)に、アイスバッグ(氷嚢)を当てて(無ければ保冷剤でも可)炎症※や腫れを軽減させます。ケガの部位を約20分間、感覚が無くなるまで冷却してください。炎症が酷く、熱感が強い場合は、15〜20分間休憩をとり、再び冷却を行う、これを何度か繰り返してください。

3. Compression(圧迫)
エラスティックバンデージや包帯、サポーターなどを使って、ケガをした部位(負傷部位)を軽く圧迫します。Compression(圧迫)は、腫れを抑えるのに役立つのですが、過度の圧迫は血流を妨げることがあるため、注意してください。

4. Elevation(挙上)
ケガをした部位(負傷部位)を上げておきましょう。これにより、血液の循環が改善し、腫れが軽減されます。たとえば、足首のケガの場合、足を負傷部位よりも高く持ち上げると効果的です。

急性のスポーツ外傷やケガの際は、以上のような応急処置を出来るだけ早く行うことが重要です。

ご不明点やご質問のある方は、お気軽にご相談ください。

※ 炎症(Inflammation)は、身体を守る生体の防御反応です。ケガや感染、物理的刺激(火傷や凍傷など)、化学的な刺激(化学薬品接触など)、異物の侵入など、身体に対する刺激やダメージがあると、炎症反応が始まります。

例えば、身体に侵入した細菌やウイルスと白血球が戦っている時や、スポーツで筋肉を傷める外傷の際に炎症が生じます。

そして、炎症が起こると以下のような5大兆候が現れます。

1. 腫れ(Swelling)
通常、炎症がある部位には、腫れや膨らみが現れます。これらは、炎症部位に血液や免疫細胞を送り込むことで、ケガや感染に対抗しようとするために起こる反応です。

2. 熱感(Heat)
炎症部位は、触れると温かさを感じることがありますが、これは血液が急激に流れてくるために起こる反応です。

3. 疼痛(Pain)
炎症部位は、感染や損傷に対する感度が高まり、(疼痛)痛みを感じやすくなります。

4. 発赤(Redness)
炎症部位は、赤くなることがあります。これは、血液がその部位に多く流れることによって起こるものです。

5. 機能障害(Loss of Function)
炎症が進行すると、その部位の機能が制限されます。たとえば、関節の炎症の場合、その関節の動きが制限されたりします。

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