施術時に使用する鍼灸道具

豪鍼

豪鍼は人体に刺入が必要な際に使用します。鍼により材質や長さ、太さが違い、体質により使い分けて施術を行います。

 より安全な施術を行うために、高度な品質管理下で製造されている国内メーカーの豪鍼を使用しております。鍼一本ずつに対して、高度な滅菌(全ての微生物(病原性、非病原性)を死滅又は除去すること。)処理がされており、ディスポーザブル(一回ずつ使い捨て)となっておりますので、衛生面も安心です。

 上2本の鍼は、下記で紹介する接触鍼です。下3本の鍼が人体に刺入する際に使用する豪鍼です。写真に載せているものは一部ですが、材質(金、銀、ステンレス)や長さ(30mm~60mm)、太さ(0.12mm~0.24mm)に違いがあります。刺入に使用する鍼は非常に細く、鍼先の研磨技術も年々発達しているため、ほとんど無痛で施術を行うことが可能です。

接触鍼

 接触鍼は、皮膚に接触させたり、摩擦したりする施術に使用する刺さない鍼です。施術は痛みを伴わないので、鍼が怖いという方や、敏感体質の方も安心して施術を受けて頂くことが出来ます。お一人ずつ体質が異なり、その日の状況で、お身体の反応が変わることから、多種多様な接触鍼が存在しています。

左列上より員鍼、鍉鍼(2~5本目、材質(金、銀、銅)や形に違いがある)、鑱鍼、バチばり。
右列上よりラッパ型鑱鍼、員利太鍼、友好小児鍼、かきばり、米山式小児鍼。

 灸とは、艾(もぐさ)を燃やし、温熱を与える施術のことです。灸の熱感は、心地よい温かさを感じる程度のため、熱傷(やけど)の痕が残る事はありません。また、当院では最上級もぐさを使用しております。

知熱灸施術  知熱灸は、部位や用途により、艾を糸状大、半米粒大、米粒大、小豆大に捻り、使用します。艾が燃えきるまでに消火を行います。

温灸施術  温灸は、知熱灸より大きい艾が必要な場合に使用します。心地よい温かさを感じる施術です。