症例

前十字靱帯(ACL)再建術後も残った膝の痛み・可動域制限が改善し、ソフトボールへ復帰できた症例【20代女性】

20代女性|大学生・ソフトボール選手

20代女性、大学生ソフトボール選手の症例です。

競技中に前十字靱帯(ACL)を損傷し、医療機関でACL再建術を受けられました。

術後は約半年間リハビリを継続されましたが、

  • 膝の痛み
  • 可動域制限(膝が曲がりにくい)
  • 深くしゃがめない
  • ソフトボールへ復帰できない

という状態が続いていたため、2024年9月より当院へ来院されました。


初回来院時の状態

初回来院時は膝の痛みと可動域制限があり、深くしゃがむことが困難な状態でした。

膝だけではなく、

  • 股関節
  • 足関節
  • 骨盤
  • 姿勢
  • 歩行

にも影響がみられ、身体全体のバランスが崩れていました。

ACL再建術後は膝だけを治療するのではなく、全身の状態を評価することが大切だと考えています。


初回評価

当院では、

  • 膝関節の可動域
  • 炎症の状態
  • 膝周囲の筋緊張
  • 股関節・足関節の可動性
  • 荷重バランス
  • 歩行
  • 姿勢
  • 首・肩・背部を含めた全身

まで評価しました。

現代医学的な評価を行いながら、東洋医学的な身体全体の状態も確認し、その時々の状態に合わせて施術を行いました。


当院で行った施術

施術では、

  • 膝周囲の炎症や筋緊張の改善
  • 可動域改善
  • 股関節・足関節の機能改善
  • 姿勢改善
  • 身体全体のバランス調整
  • スポーツ復帰を見据えた身体づくり

を目的として施術を行いました。

膝だけに施術を行うのではなく、全身の動きを整えることで、膝へかかる負担の軽減も目指しました。


約5か月間の経過(2024年9月〜2025年1月)

2024年9月より週1回のペースで施術を継続しました。

施術を重ねるなかで、

  • 膝の痛み
  • 可動域
  • 筋緊張
  • 姿勢
  • 動作

が徐々に改善しました。


写真① 初回来院時

初回来院時は膝が十分に曲がらず、深くしゃがめない状態でした。

ACL再建術後の初回来院時。膝の痛みと可動域制限により深くしゃがめない状態。

初回来院時。膝の痛みと可動域制限により、深くしゃがむことが困難でした。

初回来院時。ACL再建術後も膝の痛みと可動域制限が残り、しゃがみ込み動作が困難でした。


写真② 初回来院時→ボルト除去術前

約5か月間の施術により、膝の痛みや筋緊張が改善し、しゃがみ込み動作も大きく改善しました。

姿勢や身体の使い方も安定し、ソフトボール復帰に向けて順調に回復していました。

ACL再建術後、約5か月間の鍼灸施術でしゃがみ動作と膝の可動域が改善した比較写真。

約5か月間の施術により、膝の痛みや筋緊張が改善し、深くしゃがめるようになりました。

初回来院時とボルト除去術前の比較。膝の痛みや筋緊張が改善し、深くしゃがめるようになりました。


ボルト除去術後

2025年2月前半に固定用ボルトの除去術を受けられました。

術後は一時的に

  • 炎症
  • 痛み
  • 可動域低下

が出現し、一度改善していたしゃがみ動作も難しくなりました。

そこで2月は施術頻度を週2回へ変更し、術後の炎症や可動域改善を目的として施術を行いました。


写真③ ボルト除去術後(2月15日→2月22日)

こちらは

2025年2月15日から22日までの約1週間、計6回の施術による変化です。

ボルト除去術後は炎症の影響で膝を深く曲げることが難しくなりました。

しかし施術を重ねることで炎症が落ち着き、筋緊張や可動域も改善し、約1週間でしゃがみ動作は大きく改善しました。

ACL再建術後のボルト除去術後、2025年2月15日から22日まで計6回の施術で可動域が改善した比較写真。

ボルト除去術後に一時的に悪化した可動域が、約1週間・計6回の施術で改善しました。

ボルト除去術後の2月15日と22日の比較。約1週間・計6回の施術で炎症が軽減し、膝の可動域が改善しました。


動画|ボルト除去術後の歩行の変化

掲載している動画は、

2025年2月15日から22日まで、約1週間・計6回の施術による歩行の変化です。

ボルト除去術後にみられた炎症や痛みにより、歩行にも違和感が生じていました。

施術を重ねることで炎症や筋緊張が改善し、歩行も徐々に安定していく様子をご覧いただけます。


写真④ 2025年2月28日

その後も施術を継続した結果、

2025年2月28日にはさらに可動域が改善し、深くしゃがめるところまで回復しました。

炎症が落ち着いたことで姿勢も安定し、自然なしゃがみ動作が可能となっています。

ACL再建術後、ボルト除去術後の施術を継続し、2025年2月28日に深くしゃがめるまで回復した状態。

施術継続により、2025年2月28日にはさらに可動域が改善し、深くしゃがめるようになりました。

2025年2月28日時点。ボルト除去後に低下した可動域も回復し、深くしゃがめるようになりました。


ソフトボールへ復帰

膝周囲の炎症が改善し、

  • 可動域
  • 筋緊張
  • 姿勢
  • 身体の使い方

が整ったことで、最終的にはソフトボールへ復帰することができました。

本症例では、膝が曲がるようになったことだけでなく、患者様の目標であった競技復帰までサポートできたことが大きな成果でした。


考察

ACL再建術後は、

  • 痛み
  • 可動域制限
  • 筋緊張
  • 動作不良
  • 歩行異常

などが残ることがあります。

また、本症例のようにボルト除去術後には一時的に炎症や可動域低下が起こることもあります。

当院では膝だけではなく、

  • 股関節
  • 足関節
  • 骨盤
  • 姿勢
  • 歩行
  • 首・肩・背部

まで含めて全身を評価し、現代医学と東洋医学の両面から施術を行っています。

その結果、膝の可動域だけでなく身体全体の動きが改善し、スポーツ復帰につながりました。


まとめ

本症例では、ACL再建術後も残っていた膝の痛みや可動域制限に対し、2024年9月から約5か月間、週1回のペースで施術を継続しました。

その結果、しゃがみ動作は大きく改善しました。

その後、2025年2月前半にボルト除去術を受けたことで一時的に炎症や可動域制限が再び出現しましたが、2月15日から22日までの約1週間で計6回の施術を行い、炎症や筋緊張、歩行、可動域は再び改善しました。

さらに施術を継続したことで、2月28日には深くしゃがめるところまで可動域が回復し、姿勢や身体全体の動きも安定しました。

最終的にはソフトボールへ復帰することができました。

当院では医療機関での診断・手術・リハビリを尊重しながら、現代医学と東洋医学の両面から身体を評価し、一人ひとりの状態や目標に合わせた施術を行っています。

ACL再建術後の痛みや可動域制限、スポーツ復帰でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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